口蹄疫では、牛舎に牛が一頭もいなくなった。2010年、夏実さんが就農して間もなくのこと。嘉寿視さんの携帯には、牛仲間からの電話が鳴り続けた。みんなで励まし合って乗り越えた時期だ。
最後は笑顔?!の3ショット。やっぱり、自分たちで育てた牛が一番おいしい。嘉寿視さんは、口蹄疫で牛を処分するとき、夏実さんには一切手伝いをさせなかった。夏実さんの一途な牛への思いには、家族みんなの愛がある。苦労を乗り越えて、いまの笑顔があるのだ。
※写真集で、本編をお楽しみください。