大きな牛が大の字になって寝るのは、寝床が気持ちイイ証拠。
「子どもたちに無理に継いで欲しいとは思わない。家族といっても、個人個人の集まりだから」という考えの譲市さん。大学への進学は、九州から出ることを条件に出した。願いは「外の世界をたくさん見て、それぞれが選んだ道をしっかり歩んで欲しい」。
譲市さんは身体を壊したことをきっかけに、「すきなことをしよう」と大型バイクの免許をとった。それに合わせて、奥さまの裕子さんも免許を取得。
夫婦揃って牛養いの神田家。仕事終わりの晩酌では、2人とも最高の笑顔。「理解力のある夫で、旅行に行ったり、コンサートに行ったり、自分のすきなことができて幸せです」と、裕子さん。
神田家は、牛も人ものびのび暮らしていた。
※写真集で、本編をお楽しみください。